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御所南西の市街地に2世帯住宅を建てる計画です。
間口が狭く奥に長い、京都中心部に多く見うけられる典型的なウナギの寝床敷地です。
道路側のパブリックな方向へは、開放性の高いLDKスペースを設け、反対に、プライベート性の高い奥には、個室を設けて落ち着きを与えています。
LDKと個室の間には中庭を設け、採光や通風を確保して快適な住空間となるように。
この中庭に面した中心部分に、セミパブリックな空間となる水廻りを設け、手前と奥の性質の異なる空間がお互いに干渉しあわない様にしています。また、各個室前には4畳半程のホールを設け、PCコーナー・書斎スペースといった家族皆が気軽に使えるスペースとしての活用を想定しています。
子世帯にあたる2・3階のこのスペースには螺旋階段を別途設け、建物内を回遊出来るようにすると共に、子供部屋を完全な個室とならないように。
2階LDKのキッチン・階段上部はアクセント照明の設備スペースであると同時に、シナベニヤ有孔合板で囲いを設けて、子供たちの学習スペースに。LDKにこの様なセミオープンな空間を設ける事で、プライバシーに配慮しつつも、気配を感じられる柔らかい空間としています。